梅雨明けが宣言されてから、夏らしい天候が戻ってきました!
やっと各家庭のエアコンがフル稼働してきましたかね!
そして、Jリーグは中盤戦。海外はプレシーズンが始まり、サッカーファンには堪らない日々が続きます。
そんな中、カタールW杯の切符を掛けた国内組の争いが1週間を掛けて行われました!
自チームからE-1選手権に選出されたサポーターは、期待感を持って見ていた方も多かったのではないでしょうか。
我がフロンターレからは、谷口選手と山根選手に加えて、脇坂選手が招集!
代表でも【14】を背負って戦います!
そして、結果は4年ぶりの優勝を勝ち取りました!なんと、森保体制では初タイトル!
テレビでは「負けられない戦い」と煽られ続けているので、初タイトルは意外でした…。
さて、今回の結果を受けて国内組は最後のアピールの場を終えました。
海外組が増えてきた日本代表ですが、E-1選手権を経て国内組の追加選出はあるのでしょうか!?
今回は趣向を変えて、私独自の目線でカタールメンバーの選考について考察してみたいと思います!
まずは今回招集されたメンバーをおさらいします!
■GK
1 大迫 敬介(広島) 12 谷 晃生(湘南) 23 鈴木 彩艶(浦和)
■DF
2 山根 視来(川崎) 3 谷口 彰悟(川崎) 4 中谷 進之介(名古屋) 5 畠中 慎之輔(横浜)
13 杉岡 大暉(湘南) 19 佐々木 翔(広島) 22 荒木 隼人(広島) 24 大南 拓磨(柏)
25 小池 龍太(横浜)
■MF/FW
6 岩田 智輝(横浜) 7 野津田 岳人(広島) 8 森島 司(広島) 9 西村 拓真(横浜)
10 武藤 嘉紀(神戸)→岩崎 悠人(鳥栖) 11 町野 修斗(湘南) 14 脇坂 泰斗(川崎)
15 橋本 拳人(神戸→ウエスカ)16 相馬 勇紀(名古屋) 17 宮市 亮(横浜) 18 水沼 宏太(横浜)
20 細谷 真大(柏) 21 満田 誠(広島) 26 藤田譲瑠チマ(横浜)
特筆すべきはJリーグで首位を走る、横浜F・マリノスから7人が選出されたこと!
チームとしての完成度は申し分ないので、代表での化学反応を観たかったのではないでしょうか。
また、武藤選手が直前のリーグ戦で負傷したため、鳥栖の岩崎選手が追加招集!
思わぬ形での追加招集となりましたが、代表初選出は嬉しいものですよね。
それでは、簡単にですが3試合を振り返ります!
初戦 vs香港戦
文字通り、E-1選手権の開幕戦!
勝利が至上命題のこの試合のスタメンは、ほぼマリノスのメンバーが名を連ねました。
代表を見ているんだか、マリノスを見ているんだか……(笑)
ただ、普段からサッカーをしているメンバーなので、代表とは思えないほどの連携の数々が目を引きました!
特に、マリノスでも好調の右サイドからは数多くのチャンスを演出!
もちろん、山根選手もアシストを記録するなど勝利に貢献!
守備の時間は少なかったので、前線の選手の活躍が目を引きましたね。
町野選手、相馬選手、西村選手がそれぞれ2得点
水沼選手も、右サイドで躍動していたね!
町野選手が代表初招集ながら2得点の活躍!
また、周りとの細かい連携も含めてユーティリティの高さが目を引いた一線でした。
第2戦 vs中国戦
続く第2戦!
こちらはサフレッチェメンバー中心の構成ですが、初戦と打って変わって寂しい結果となってしまいました…。
まず、普段広島で行っているフォーメーションとは異なる中での戦いを強いられました。
現状の代表のフォーメーションに当てはめて、どのくらい力を発揮できるかを観たかったのかもしれませんが、ちょっと可哀想だったなと感じましたね…。
そんな中、脇坂選手は一人気を吐いて攻撃を組み立てていたのではないでしょうか!
後半で交代するまで、数多くのチャンスを演出していました。
細谷選手にアウトサイドキックで出したパスは絶妙……。
そして、交代で出てきた相馬選手も初戦に続き躍動!
一気に攻撃の中心になり、雰囲気を変えてくれました!
ただ、少し人に依存した攻撃になっていたのは気になるところ…。(多くの有識者が指摘しているとは思います)
べた引きの中国だったとはいえ、もう少し組織的に崩すシーンが見たかったですね。
優勝を掛けた vs韓国戦
そして、優勝を掛けた最終戦!
初戦の香港戦とほぼ変わらない、今大会のベストメンバーで臨みます。
残念ながら山根選手が体調不良ということで……。大事に至らない事を祈ります。
結果は3-0の快勝!
【THE マリノス】と言わんばかりの、綺麗な右サイドの崩しが多かったですね。
途中から胸に「NISSAN」が見えてきそうでした……(笑)
ただ、一番存在感を放ったのは左サイドの相馬選手ではないでしょうか!
右のコンビネーションに負けじと、個人で終始相手を翻弄しました。
伝統の日韓戦で輝いたドリブラーは、森保監督の眼にどう映ったのでしょうかね。
以上、今回の結果を踏まえて国内組で代表に入る可能性がどこかに出来たのか!
私なりに考察してみます。
なお、ここで比較する代表は6月に行われたキリンチャレンジカップの時の主要メンバーにて行っており、MFとFWは分けて考察をしています。
GK・DF
まずはGKから見ていきます!
■現行の代表
川島 永嗣 権田 修一 シュミット・ダニエル
■E-1
大迫 敬介 谷 晃生 鈴木 彩艶
今回のE-1では、3人とも安定したパフォーマンスを見せ、3試合無失点でした。
まだまだ若いので、未来の代表を担う存在になりますね!
ただし、カタールのメンバーに入るには現行の3人が盤石すぎるため、正直隙間は無いでしょう。
年齢構成も申し分なく、技術レベル、リーダーシップともに日本トップレベルです。
むしろ、現段階での代表入りは時期尚早です。
ディフェンスラインとのコミュニケーションをここからの数か月で築き上げるのはかなりの難問です。
未来の代表を担うのは間違いない3人!
E-1優勝の経験を活かして、これからの活躍に期待しましょう!
■現行の代表
長友 佑都 吉田 麻也 谷口 彰悟 山根 視来 板倉 滉 中山 雄太 冨安 健洋 伊藤 洋輝 菅原 由勢
■E-1
中谷 進之介 畠中 慎之輔 杉岡 大暉 佐々木 翔 荒木 隼人 大南 拓磨 小池 龍太
続いてDFです!
ここは絶対的な【吉田・冨安】コンビが君臨するので、選出は必然的にバックアッパーとなるでしょう。
谷口選手、山根選手は現代表にも入っています。
今回でアピールが出来たのは小池選手ではないでしょうか!
左右どちらも出来る守備力はもちろん、攻守においてのアップダウンを繰り返した運動量は目を引きました!
右サイドの伊藤選手とのコンビネーションも、良い掛け算になることが期待できます!!
前回酒井選手が選出されず、右サイドバックのオプションが限られている中で、小池選手のアピールは好印象だったはず!
また、大穴として荒木選手をプッシュしたいと思います。
190センチを超える長身は、一発勝負のトーナメントでは立派なオプションになります。
特に想定したいのは、コスタリカ戦!
1点リードの後半、点を取りにパワープレイを仕掛けられても、長身のDFが一枚あるだけで備えができます。
単純な高さ勝負になった時の対抗手段として、荒木選手をプッシュします!
中国戦でも空中戦は安定したパフォーマンスでアピールできたんじゃないかな!
MF
■現行の代表
原口 元気 柴崎 岳 遠藤 航 守田 英正 田中 碧 南野 拓実 鎌田 大地
■E-1
岩田 智輝 野津田 岳人 森島 司 西村 拓真 脇坂 泰斗 橋本 拳人 満田 誠 藤田譲瑠チマ
さあ、ここからが頭の抱えどころ。もしくは妄想し甲斐のあるところ(笑)
まず、【遠藤・守田・田中】のトリオが絶対的になりつつある中盤センターであることを認識したうえで、
①守備的なバックアッパーと②攻撃的なバックアッパーを用意しておく必要があります。
①守備的なバックアッパーに関しては、そもそも3人とも守備能力が高いので、もし必要なのであれば【高さ】です。
しかし、E-1のメンバーは小回りの利くパサーが名を連ねたので、このオプションはないです。
いざという時は、板倉選手を一列上げるでしょう。
では、②攻撃的なバックアッパーはどうでしょう。
ここも現状は南野選手・鎌田選手が名を連ねるので、2列目のオプションも申し分はないです。
パスもドリブルも能力値が高いです。
うーーーん、入り込む余地なしか。
強いて言うなら、柴崎選手の場所か。
現在スペイン2部。昨年は苦しいシーズンを送りました。
全盛期に比べると、独創性、自信というのが少し無いように感じます。
経験はあるものの、今脂の乗っている西村選手や脇坂選手の方が、オプションとしては面白いかも!
さらに、未来を担う若者をワールドカップへ。
ということで、藤田選手をプッシュです!
アンダー世代の代表キャプテンを担う男は、間違いなく日本を背負う存在になる。その大器は十分に備わっています。
A代表の国際舞台、ワールドカップの空気感をぜひ味わってほしいと思う筆者でした。
FW
■現行の代表
伊藤 純也 浅野 拓磨 古橋 亨悟 三苫 薫 前田 大然 堂安 律 上田 綺世 久保 建英
■E-1
武藤 嘉紀 町野 修斗 相馬 勇紀 宮市 亮 水沼 宏太 細谷 真大
では最後FWです!
やはりサッカーは点を取らなければなりません!
ウィンがーも含めてタレントは揃っているので、一見入り込む隙間はありません。
ドリブラーの伊藤選手、三苫選手。
ラインブレイカーの浅野選手、前田選手。
ポストプレイヤーの上田選手。
ストライカーとして開花したの古橋選手。
クリエイティブな久保選手、堂安選手。
キャラクターとしては揃っています。
このタレントたちをどう組み合わせるかが鍵になっている森保ジャパンです。
ここも、強いて言うならば相馬選手となるでしょう。
E-1での3試合で圧倒的な存在感。3得点。
三苫選手との競争になりますが、代表入りするだけのアピールはできたはずです!
さらに考えておくべきは、大迫選手の存在です。
今シーズンからJリーグへ復帰したものの、代表からは遠ざかっています。
よって、純粋な【9番】、真ん中で体の張れる存在がいなくなりました。
上田選手も【9番】でガーナ戦を戦いましたが、森保監督がどれほど信用しているかわかりません。
武藤選手、町野選手含めて、世界の強靭なディフェンダーを背負う役割をだれが担うのか。
また、違う戦術で立ち向かうのか。
最終選考まで目が離せないポジションだね!
タレントは豊富。しかし、最後に点が取れなければ宝の持ち腐れです。
【誰で点を取る形を作り上げるのか】
最後の最後まで注目して見守っていこうと思います。
2週間の中断、そしてPSGとのフレンドリーマッチを挟んで、週末からリーグ戦が再開します!
再開初戦は浦和レッズ!
Jリーグを代表するクラブの一つであり、オリジナル10としてのプライドをスタジアム全体から感じるクラブです。
浦和は引き分けの多かったリーグ戦ですが、直近は連勝と調子を上げてきています!
そして、フロンターレはPSG戦も含めて調子は上向き!
何といっても、登里選手とジェジエウ選手が戻ってきましたーーー!!
他クラブからの新加入は無いものの、怪我人復活という意味では、補強したと同義です。
未消化試合があるフロンターレは、ここから勝ち点を巻返したいところ!
マリノスを追い越すには負けるわけにはいきません!
レッズに勝って優勝への勢いを付けましょう!
それでは、暑さに備えつつ週末に備えましょう!
Vamos!Frontale!!