【J1】第26節vsアビスパ福岡戦 鬼門突破!4得点の快勝!!~そして、いざ鹿狩りへ!(2022/8/20)

 

オ~♪ フ~ロンタ~~レ~♪

オ~オオ♪ オ~オ~オ~~♪

 

フロンターレにとって、今シーズン2度目となる声出し応援の舞台は、鬼門ベススタでした。

昨シーズン、連勝記録を止められたのも、ここベススタ。

直近3試合1分2敗と相性が悪い、ここベススタ。

 

そんな悪いイメージを全て吹き飛ばすかのような、4得点の快勝!!

マルシーニョ選手がハットトリックの大暴れ!!

前半戦の決定力に欠けていた姿が嘘のように得点を量産しています。

 

今回は、そんなアビスパ戦の振り返りと次節の鹿島線の展望を併せてしていきます!

優勝への勢いは本物なのか、勝負の8月を良い形で乗り越えようとしているフロンターレ。

3連覇への道筋が少し見えた一戦になったかもしれませんね!

 

 

両ウィングで攻略したアビスパ戦

 

まずは今節のスターティングメンバーから振り返ってみましょう!

 

 

前節と同じメンバーのフロンターレ。対するアビスパは、前回対戦と異なり3バックで臨みます。

 

フロンターレは前節のマリノス戦と同じスタメンで挑みました。

組織的な守備に加え、前線はフィジカルの強い選手が揃っていますから、シミッチ選手がアンカーに腰を据えていたのは良かったですね。

 

また、ビルドアップの形も前節からの継続が見られました。

CBの谷口選手、ジェジエウ選手からWGの家長選手とマルシーニョ選手へシンプルなロングボールを多く送っていましたね。

中盤でプレスを掛けられてのショートカウンターを避けるやり方は、マリノス戦からの継続だったのでしょう。

 

 

対するアビスパは、コロナの影響で苦しい8月を過ごしています…。

とはいえ、リーグ最少失点の堅守がここまで光っています。

 

また、フロンターレとの前回対戦と異なり3バックでのスタート。

プレスを掛けるところとブロックを引くところの使い分けは、きちっとできていたようには感じました。

 

ただ、今節はそれ以上にフロンターレのウィング2人が良かった。

そんな試合になりましたね。

 

 

大暴れのマルシーニョ!

 

バ・モ ♪ マルシ~ニョ ♪

バ・モ ♪ マルシ~ニョ ♪

バ・モ ♪ マルシ~ニョ ♪

ラ~ララッラ ララララ マルシーニョ ♪

 

試合後、フロンターレスタンド前でチャントをサポーターと熱唱している姿が、SNSに載りましたね。

 

ゆう
ゆう

早く等々力でも同じ姿を観たいね!!

 

この日のマルシーニョ選手は本当にノリノリ♪

民謡より行進曲の方が似合いそうなくらい、スピードの乗っていました!

ゴールシーンはもちろん、カウンターのシーンでの駆け上がりには迫力がありました。

 

前半戦のマルシーニョ選手ですと、スピードがあって突破はできる。

ただ最後のシュートが決まらない…。

この決定力に頭を抱えた試合がたくさんありました…。

 

しかし、マルシーニョ選手の努力の甲斐あり!

2試合で5ゴールと大暴れ!!

 

ゴールを奪える良いポジショニングはもちろん、ゴール前での落ち着きが出てきましたね。

マルシーニョ選手に得点が生まれてくると攻撃に更なる厚みが出ます。

そして、右サイドの家長選手も活かされるのです!

 

 

【阿吽の呼吸】右サイドのトリオ

 

実は今回のマルシーニョ選手の得点、チャンスの始まりは全て右サイドからでした。

特に先制の1点目は、「これぞ川崎!」というような攻撃になりましたね!

 

右サイド3人の連携で相手の裏を取る

 

家長選手➔脇坂選手➔裏に抜けた山根選手

今シーズン何回見たんだというくらい、熟練された連携を見せてくれました。

 

無駄に動かずに攻撃の起点としてボールを受ける家長選手。

裏に中に走り、合わることができる山根選手。

そして、視野が広くワンタッチで局面を変えられる脇坂選手のフォロー。

 

もはや芸術品にも感じる3人の連携でした。

2点目、3点目も家長選手からのセンタリングでマルシーニョ選手がゴール!

改めて家長選手の技術力の高さを垣間見ることができましたね。

 

また、マルシーニョ選手が得点を決めたことで、相手ディフェンスの注意が分散されていました。

右サイドの連携は要警戒、ただマルシーニョ選手もフリーにさせたくない。

こういった心理が働くと、サイドでの守備に隙や綻びが生まれてくるものです。

 

長短のパスを混ぜながら、右サイドでチャンスメイクをし、マルシーニョ選手が仕留める。

終盤戦のキープレイヤーは両ウィングにあるかもしれませんね!!

 

 

次節、絶対に落とせない鹿島線!

 

そして迎える週末。

上位対決として迎える鹿島戦です。

フロンターレにとって鹿島は因縁の相手でもあり、

 

2000年 ヤマザキナビスコカップで敗れ準優勝

2016年 1stステージで勝ち点1差で優勝を譲る

同年   チャンピオンシップ準決勝で鹿嶋に敗れ3位

同年   天皇杯決勝で敗れ準優勝

2017年 最終節で鹿島を逆転し優勝

2019年 鹿島が天皇杯優勝を逃したことにより、ACL出場権を逃す

   

といった具合に、優勝を食い止められたり、最後まで優勝を争ったりと節目で必ずと言っていいほどフロンターレの前に立ちふさがってきます。

そして3連覇の懸かる今季。

リーグ戦終盤の次節に鹿島アントラーズとの対戦を迎えました。

 

Jリーグ唯一の3連覇を達成している名門が、自らの手で3連覇を防いでくるのか。

そのプレッシャーを、フロンターレは跳ね返すことができるのか。

 

すでにチケットはほぼ完売状態。

注目度の高さは言うまでもないでしょう!

 

 

攻撃のポイント:【旋回】するような連動性

 

ますは、次節の予想スタメンがこちらです。

 

ダミアン選手は怪我。ソンリョン選手は間に合うのか不透明。

 

怪我人が続々ともどっているフロンターレですが、強度が高くなるこの試合で怪我人の復帰は無理にさせないでしょう。

フルメニューをこなした大島選手は、途中出場によるアクセントを期待したいところです。

 

復帰する人がいれば離脱する人も…。

ダミアン選手が福岡戦で足を捻り負傷。

そして、守護神ソンリョン選手はお母様がなくなられたことを受け一時帰国。

次節に間に合うのかは不透明な状態になりました。 

 

点取り屋とキーパーがいなくなるのは痛いですが、マイナスなことを言っていても仕方ありません。

今シーズンは、このような困難を何度も乗り越えていますから!

 

攻撃の形:3人目が連動した【旋回】するような動きで相手を錯乱できるか

 

 

まず攻撃のキーポイントです。

今節の福岡戦でも何度も見ましたが、3人がボールに関わるような連動がどれほど見ることができるかが重要です。

 

フロンターレは特に右サイド。

パス&ゴーでそれぞれが巧みに立ち位置を変えてパスコースを作っています。

まさに3人が【旋回】しながらパスを回しているのです。

 

この動きが重要になるのは、鹿島がまだ守備の構築に十分時間が取れていないからです。

 

前節湘南戦の、後半開始直後。

湘南がサイドからカウンターを仕掛けた場面がありました。

外の町野選手から中央の米本選手へ。そして、DFラインの裏に抜けた瀬川選手にスルーパスを出し決定機を演出したシーンがありました。

 

もちろん湘南の連動が素晴らしいのですが、鹿島の守備も横に揺さぶられた時の対応がまだ整理されていない印象です。

中央の米本選手に樋口選手や中村選手がプレスに行けなかったり、瀬川選手の動きにキム ミンテ選手がついてこれなかったりと、マークの受け渡しやプレスバックがまだ不十分です。

 

逆にフロンターレは、湘南のような連動した攻めは得意です。

特に右サイドは、阿吽の呼吸で色んなバリエーションを出せるトリオがいます。

このトリオに中央の小林選手が加わると、余計にマークがつきずらい状況が生まれることでしょう。

 

また左サイドは、マルシーニョ選手のカウンターがまた火を噴くかもしれません。

現状の鹿島は、攻め終わった後何人かの選手が攻め残りしてしまい、プレスバックを怠ります。

 

特にカイキ選手、ピトゥカ選手の外国人コンビです。

このスペースを上手く利用し、カウンターで左サイドを駆け上がり、中央の小林選手がゴールを決める。

次節のマルシーニョ選手はアシスト数が一気に上がるかもしれませんね!

 

 

守備のポイント:プレスの連動

 

続いては守備のポイントです

 

鹿島のサッカーは非常にシンプルです。

【ボールを持ったら縦に素早く攻撃を展開する】

これでカウンターを成立させたシーンが、前節も多く観られました。

鹿島がビルドアップする際に、どのようにプレスを掛けていくかが非常に重要になってきます。

 

 

トップからのプレスに、中盤がどのくらい連動ができるか。

 

こちらは前節福岡戦の例ですが、ダミアン選手は前線から相手DFに規制を掛ける動きを積極的に行ってくれます。

この日も、CBに積極的にプレスに行きますが、中盤の選手が連動していないので、アンカーの平塚選手や前選手に簡単にボールを入れられダミアン選手が怒っているシーンが何度もありました。

 

実は、こういったシーンはこの試合だけでなく、今シーズンずっと同じ課題を抱えています。

前線がパスコースを限定し、中盤から後ろがそれに倣ってパスコースや選手にプレスを掛けてボールを回収していく。

守備の世界トレンドと言ってよいほど、現在はどのチームもこのやり方をしています。

 

事実、前半の31分にダミアン選手からきちっと連動して守備が出来た時は、難なくボールを回収することができています。

中央に人を集め、素早くボールを前へ展開する鹿島のサッカーであれば、なおさら中盤の連動は必須となるでしょう。

 

次節は、この役割を小林選手か知念選手が行うことになります。

プレスのきっかけを作る重要なタスクをどのようにこなしてくれるのか注目です。

 

ただ、一つ厄介な点があるとすれば、鈴木優磨選手の動きが掴みづらいということです。

中央トップの位置にいる時間がむしろ少なく、降りてきて「10番」的な役割をこなす時間が多くあります。

現実的な策としては、アンカーのシミッチ選手がマンツーマンでついていくのが現実的な対策であるかとは思います。

 

ある程度ゾーンで構えてから、フォワードの選手のプレスのスイッチで後ろがどれくらい連動ができるのか、注目しながら試合を観戦しようと思います!

 

 

 

3連覇へ、サバイバルな終盤戦

 

以上のポイントを踏まえ、私は2-1でフロンターレの勝利を予想します!

サイドからの展開で小林選手のゴールで先制し、一時追いつかれるも、マルシーニョ選手の個人技で逆転勝利の展開を期待しています!

 

 

そしてリーグも終盤戦。

ここからは勝ち点1の重みがぐっと出てきます。

 

3連覇の望みを消さないためにも、絶対に負けてはならない。

一方鹿島も、優勝に向けて一戦も落とすことができない状況になりました。

 

お互いのプライドを掛けたこの一戦。

マリノス戦以上の熱戦になること間違いなし!

優勝に向けて等々力で、DAZNで、みんなで応援しましょう!!

  

Vamos!Frontale!!

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