J1リーグ第17節:川崎フロンターレvs北海道コンサドーレ札幌 振り返り(2022/6/18)

川崎フロンターレ:約3週間ぶりのリーグ戦!!

皆さんこんにちは!

3週間ぶりのJリーグがやってまいりました!!

試合の前に、この3週間のトピックをさらっと見てみましょ~

躍動した日本代表選手たち

まずはフル代表!谷口キャプテン、山根選手、日本代表戦お疲れさまでした!

2人とも自分たちの色は出せた代表戦になったのではないでしょうかね。

ガーナ戦での山根選手のゴールは、持ち味が存分に出た素晴らしいゴールでした!

そして、何と言っても三苫選手!!川崎が生んだドリブラーは、代表でも躍動!

ブラジル戦では苦汁を舐める結果となりましたが、続くガーナ戦では圧巻のパフォーマンスでした。

個々人での充実感がかなり見えた代表戦という印象で見ましたが、皆さんはどのような印象を受けたでしょうか?

ゆう
ゆう

W杯本戦に向けて、チームとしての完成度がどれだけ上がっていくのか!

注目しながら見守りたいと思います!!

この3週間のもう一つのトピックは、U-23アジアカップですね!

日本はU-21の世代で臨みましたが、横浜F・マリノス所属の藤田選手を中心に、大健闘を見せてくれました!!

フロンターレからの招集メンバーは残念ながらいませんでしたが、未来の日本代表の姿に期待が膨らみましたね。

ゆう
ゆう

鈴木彩艶選手、チェイス・アンリ選手、藤田選手、鈴木唯人選手と今後の活躍に大注目だね!

皆さんは、注目選手、お気に入りの選手を見つけることはできましたか??

欧州ではネーションズリーグがあり、日本が対戦するドイツ、スペインも4試合をこなしました。

こちらは、また別の機会に少し書いてみようと思います!

それでは、週末の試合を振り返ってみましょう!!

サプライズだらけのスターティングメンバー!!

では、今節のスタメンから見ていきますが、かなりのサプライズでした!!

大島選手、チャナティップ選手のスタメンに、橘田選手のSB起用はサプライズでした

怪我から戦線復帰の大島選手チャナティップ選手がいきなりスタメン!

戦線復帰の情報が流れていましたが、まさかいきなりスタメンとは!

驚いたサポーターの方も多かったのではないでしょうか?

ゆう
ゆう

みんなが「待ってました!」と言わんばかりの起用!

試合前から心躍るね!!

もう一つ、橘田選手が左SBでの起用となりました。

ユーティリティ性の高い橘田選手で、佐々木選手の不調が理由と鬼木監督は言っていましたが、札幌の守備ブロックを中盤とのコンビネーションで崩す狙いもあったのではないかと予想します。

対するコンサドーレ札幌ですが、

基本的なシステム、人員は変わらずでしたね。

興梠選手が復帰し、スタメン起用となりました!

日本代表経験のある35歳のベテランですが、復帰初戦ということもあり、コンディションが上がりきっていなかったようには感じましたね。

(フロンターレとしては助かった……。)

試合は苦戦を強いられながらも、5-2の勝利を収めましたね!

ゆう
ゆう

攻撃陣の気迫を感じた好ゲームでした!

今回は、復帰初戦となった大島選手チャナティップ選手を中心に振り返っていきます!!

川崎フロンターレ:大島僚太選手が魅せた!!

怪我に悩まされるサッカー人生。

ただ、この男は屈せずまた立ち上がる。

レジェンドである中村憲剛さんを唸らせた10番は、復帰初戦でもその持ち味を存分に発揮しました!

ゆう
ゆう

立ち位置の妙、体の向き、パスのビジョン

どれを切り取っても、見ているだけで楽しめる選手ですね!

相手の裏や逆サイドにすぐ展開できる中間的なポジションを取り続ける

今節の札幌の守備は、ボールサイドにより人を集めて局面を狭くしたところでボールを奪うことを目指したように見えました。

DFの戻りも早く、ドリブル、パスで前進を試みても、すぐにスペースを埋められてしまいます。

この時に、大島選手は前へ走る味方をよそに止まっていたり、むしろ下がったりすることで自分のスペースを作ります。

そして、上の図のように相手から距離を置いた中間的なポジションからDFラインの裏や逆サイドへの展開を作ることで、フロンターレのチャンスを演出します!

ゆう
ゆう

押してダメなら引いてみろ

大島選手のワンクッションが、フロンターレの攻撃を円滑にさせるね!

ボールを受ける前にかなりの首を振って周りを確認し、体の向きもゴール方向を向いたままポジションを取ったりと、ボールを受ける前の準備も徹底していましたね!

「良いパスは良い準備から」

大島選手を追いかけるだけでも、充分に楽しむことができます。

得点シーンにも絡んでいた大島選手

41分の得点シーンも、大島選手の起点から生まれた

41分のフロンターレの得点シーンも、大島選手の起点から生まれたものでした!

札幌のゴールキックからの繋ぎを、橘田選手でカットしショートカウンターの場面です。

遠野選手の横でボールを受け、チャナティップ選手の縦のランニングを横目に止まっています。

そして、相手が手薄になっている中央へ即座にパス!

この止まる→受ける→パスを出すという一連の判断が非常に早いので、相手が戻る前に決定機を作り出すことが可能になるのです!

ゆう
ゆう

このスピード感がフロンターレイズムであり、中村憲剛イズムなのかもしれないね!

大島選手がボールを受けると、良いパスが出てくることは味方も分かっています。

この得点シーンでも、大島選手がボールを受けた瞬間、後ろから脇坂選手がゴール前へランニングをしてボールを受けようとしています。

このランニングも、家長選手のゴールをアシストしたはずです。

ボールが出ると信じて走ることで生まれるスペースがある。

そのスペースを活用してさらにチャンスを生み出す。

大島選手の復帰は、得点への大きな可能性を生み出す偉大なる復帰なのです。

ゆう
ゆう

大島選手がボールを受けることで生まれる副産物がかなり多いことが分かったね!

後半戦は大島選手とその連携に要注目!!

川崎フロンターレ:チャナティップ選手は古巣相手に躍動!

もう一人、怪我から復帰したタイの英雄を見てみましょう!

何の縁か、復帰初戦は古巣札幌戦

チャナティップ選手本人も、

チャナティップ選手
チャナティップ選手

札幌は自分を育ててくれた場所。フロンターレに移籍して成長した姿を見せられるチャンス。

と意気込んでいた様子。

文字通り、今節のチャナティップ選手は走りまくっていました!!

68分:小林選手のシュートシーンにも顔を出すチャナティップ選手

交代するまでの約75分間、気付けば18番が画面に映っている!

ゆう
ゆう

ボールをもらいに行く動き、スペースを空ける動き、プレスのスタートとなる動き、守備のカバーリング……あの小さな体にどんなエンジンを積んでいるんだと思える動きっぷりだったね!

68分の小林選手の得点シーンも同様です。

右サイドの家場が選手を起点に攻撃を作っている時に、チャナティップ選手は斜めのランニングでペナルティエリアの中に侵入していきます。

札幌からすると、シュートを打たれる危険なエリアなので否が応でもチャナティップ選手をブロックしに行きます。

結果、ボールがこぼれて小林選手のオーバーヘッドに繋がりました。

これが、脇坂選手から小林選手に直接パスが渡った場合、岡村選手や田中選手ら中央の選手が小林選手をブロックするためゴールを決めるのは難しい状況になっていたかもしれません。

小林選手のスーパーゴールに隠れた、チャナティップ選手のナイスランニングでした!

後半、随所に見せたスペースへのランニング

得点に繋がっていない場面でも、かなり良いランニングが多数ありました!

多すぎて載せきれないくらい……(笑)

ですので、もう一つだけ特徴的だったランニングを紹介します!

72分:車屋選手からボールを引き出して、ターンして中央へ猛ダッシュ!

こちらは後半72分のシーン!

札幌はチャナティップ選手にパスが入る瞬間を狙って囲み行きますが、難なく交わして後ろの脇坂選手にボールを預けます。

ここからフロンターレのカウンターが始まるわけですが、チャナティップ選手は中央へ迷いなく走り出します!!

このランニングで、5対3の数的有利の状況を作り出したことはもちろん!

札幌の守備は、ゴール前の危険なエリアに走ってくる人がいれば、そこをケアする必要があります。

そのため、DFを真ん中に集め、その脇(丸で囲ったスペース)を空けるランニングとなるわけです!

結果的にこのシーンは、チャナティップ選手が滑ってしまい決定機になりませんでしたが、意図してスペースやチャンスを作る良いランニングだったと思います!

復帰初戦で特徴を見せてくれたチャナティップ選手!

今までの中盤とのキャラクターの違いが見え、早速戦力の一人であることを示してくれました。

ゆう
ゆう

ミシャ監督も、敵ながら嬉しい活躍だったんじゃないかな?

札幌サポーターにも、気持ちは届いたはず!

大島選手、チャナティップ選手の復帰によって、前線の選手の動きもかなりダイナミックになった印象でした!

それは、空けたスペースを活かす動きだったり、パスが来ると信じて動き出したりととても良い効果が出ていました。

大島選手は、守備面での試合勘を戻すのにもう少し時間が必要な気がしましたが、シーズンの前半戦とは違う風が吹いたのは間違いいありません!

後半戦は益々目が離せませんね!!

川崎フロンターレは次節ジュビロ磐田戦!

リーグ戦再開初戦は華々しいものになりました!

小林選手、家長選手のゴールもエモーショナルでしたし、交代選手含めて攻撃陣は気迫溢れるプレイを見せてくれました!!

ゆう
ゆう

得点数が伸びなかった前半戦でしたが、後半戦はどれくらい得点が伸びるかな!!

そして、ミッドウィークの天皇杯を挟んで、週末はジュビロ磐田との試合!

今節の鳥栖戦は、今までの鬱憤を晴らすかのように3得点の快勝!!

前線への縦パスをどんどん送り込み、ゴールへ直線的に向かうプレイが印象的でした。

ゆう
ゆう

前回対戦は何とか引き分けに持ち込んだという、ほろ苦いイメージが…。

今節の勢いそのままに、試合に臨みたい!!

ただ、ジュビロは選手間の距離が少し離れていたので、ビルドアップは多少苦しんでいるように見えました。

フロンターレの積極的なプレスがきちんとはまれば、チャンスは多く作れそうです!

大島選手の起用はあるのか、橘田選手はどこで起用されるのか…。

中盤の構成に注目しながら、来週末を迎えたいと思います!

次節からリーグ後半戦が始まります!

良いスタートダッシュが切れるように、全力で応援したいと思います!!

それでは、また次節お会いしましょう!

Vamos!Frontale!!

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